本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・行政書士の登録証授与式(入会式)への準備
・行政書士の登録証授与式(入会式)に関してよくある質問
これから行政書士を開業する方にとって登録証授与式に何を準備していけばいいのか気になるところではないでしょうか。
登録証授与式自体はそれほど大変なイベントではないですが、自己紹介・名刺交換をしたり、バッジなどを購入したり、といったようにある程度準備も要ります。
当日慌てないように登録証授与式の内容に関して把握しておいたほうがよいでしょう。
そこで本記事では、行政書士開業済みの筆者が自分の体験を踏まえて、登録証授与式の流れや準備しておくもの、その他よくある疑問などについて説明していきます。
行政書士登録証授与式(入会式)への準備
行政書士登録証授与式(入会式)に参加するにあたって準備しておきたいのは以下の通りです。
・バッジの購入
・自己紹介
・名刺の用意
・配布物を入れるバッグ
・職印登録
本章にて1つ1つ説明していきます。
バッジの購入
登録証授与式ではバッジの購入ができます。
種類は「ピン式」と「ねじ式」の2つから選ぶことができ、購入費用は2,600円ほどです。
その他、領収書やパンフレットの購入などもあるので、お金をある程度用意して参加したほうがよいでしょう。
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自己紹介
簡単に自己紹介をする時間(1分くらい)がありますので、何を話すか準備しておきましょう。
これまでの経歴や行政書士を目指した動機、今後の抱負などを手短に話せればよいかと思います。
懇親会的な要素もあるので、何かしら話題になるネタもあれば尚良しです。
名刺の用意
自己紹介とは別に名刺交換をする場面がおそらくあります。
名刺の作成自体は必須ではないですが、一方的にもらうだけではきまづいと思います。
シンプルなデザインでいいので、事前に作成しておきましょう。
ネットで作れば1,000円程度で作れます。
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配布物を入れるバッグ
登録証授与式では多くの配布物があります。
特に行政書士倫理綱領や登録証などはサイズが大きく、折り曲げるようなものでもないため、大きめの袋に入れたいところ。
筆者が参加した時は配布物を入れる紙袋をもらえましたが大きさ的に結構ギリギリでしたので、念のため、ご自身でも紙袋かバッグを用意していったほうがよいです。
職印登録
登録証授与式参加後は職印登録の案内があります。
筆者は登録証授与式の後で職印を購入し、登録申請しましたが、最短なら登録証授与式の当日に可能です。
すぐに職印を使って業務を行いたいような場合は、登録証授与式の時に職印登録をできるようにしたほうがよいでしょう。
ちなみに、職印には様々な規定(サイズなど)があり、都道府県によって異なります。
職印を作成した後で、規定を満たしていないということがないように、登録予定の行政書士会に確認しておきましょう。
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その他行政書士登録証授与式(入会式)に関する質問
服装はスーツがいい?
服装に関しては特に決まりなどはありませんでしたが、基本的にはスーツで参加することをおすすめします。
少なくともビジネスカジュアルでは参加したいところです。
ちなみに、筆者が参加した時は全員スーツで、私服の人はいませんでした。
司会進行は行政書士会の役員の方が担当することを考慮に入れても、スーツで参加したほうがよいでしょう。
開業手続きは入会式で完了?
登録証授与式が終わった後は、前述の通り、職印の登録が必要なのと、事務所の写真などの提出も求められます。
具体的には、報酬表を貼った事務所内部や、看板(表札)を設置した模様などを撮り、所定の用紙に貼って提出しました。
看板は設置義務がありますので、開業後に用意できるようにしておきましょう。
ちなみに看板自体はネットで安く購入でき、筆者は1,980円で事務所入りのプレートを買いました。
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日本行政書士政治連盟への入会って必須?
登録証授与式では、日本行政書士政治連盟の案内もあり、おそらく入会を勧められます。
入会自体は任意ですので、入会する必要はありませんし、入会しないからといって不都合はないです。
実際、加入してない人もまだまだ多いようです。
入会にあたっては本当に自分にとって必要なのか検討し、その場の勢いで入会しないようにしましょう。
行政書士賠償責任補償制度に加入したほうがいい?
登録証授与式にて行政書士賠償責任補償制度のパンフレットも渡されます。
行政書士賠償責任補償制度とは、業務上顧客に損害を与えてしまった場合に補償してくれる保険サービスのことです。
行政書士は個人事業主であり、何か問題があった時に会社などが守ってくれませんので、自分で全ての責任を負う必要があります。
損害額が数千万など多額となってしまった場合でも、保険に入っておけば代わりに補償してくれるため、安心して行政書士事務所を経営できるでしょう。
保険への加入は任意ですが、事務所経営を安定的に行っていきたいなら加入しておくことをおすすめします。
保険料は支払い限度額などによって段階があり、例えば、最高で1請求1億円のプランで年間20,600円でした。
保険の加入手続き自体はいつでも可能で、いつまでに申請しなければならないというわけではありません。
ただ、加入時期によって保険契約が有効となる日も変わってきますので、案件を受注する前に余裕を持って加入しておいたほうが無難でしょう。
まとめ
今回は行政書士登録後の登録証授与式を中心に紹介させていただきました。
必要なものを把握しておけば当日慌てることはありませんし、その後必要とされる手続きなどもスムーズです。
登録証授与式を無事終えて、行政書士としての活動をスタートさせましょう。
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