本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・行政書士有資格者がWebライターをするメリット
・行政書士有資格者がWebライターを始める方法
行政書士は法律に関する専門資格であり、資格を持っていればそれに関連したWebライター案件を取りやすいです。
行政書士資格を取っても開業しない人は多い中にあって、Webライターは登録せずともできる副業なので、大変おすすめです。
しかし、未経験だとその始め方に悩んでしまうのではないでしょうか。
筆者もWebライターの経験がありますが、始めるのは決して難しくありません。
本記事では、行政書士合格済みでWebライターも経験している筆者が、Webライターをするメリットや始める方法について詳しく説明していきます。
行政書士有資格者がWebライターをするメリット
行政書士有資格者がWebライターをするメリットは以下の通りです。
行政書士有資格者がWebライターをするメリット
・専門性の強い案件を取れる
・高単価の案件を取りやすい
・在宅で仕事ができる
・行政書士登録の必要がない
1つ1つ見ていきましょう。
専門性の高い案件を取れる
Webライター案件には様々なジャンルに関する執筆業務があり、行政書士資格があれば専門性の高い案件を取れるようになります。
例えば、相続や補助金といった実務寄りのジャンルから行政書士試験の勉強などです。
それ以外のジャンルでも、行政書士資格があることでクライアントから信頼を得やすくなります。
実際の案件でも、士業関連の有資格者限定という応募条件もあったりします。
高単価の案件を取りやすい
専門性の高いジャンルは単価も高い傾向にあります。
Webライターの報酬は文字単価で計算されるのが多く、例えば、文字単価1.0円だと3,000文字書く案件の報酬は3,000円になります。
文字単価が低いと0.5円以下とかになり、たくさん記事を書いたのに稼げないということは少なくありません。
また、専門性を要しない案件だと他のワーカーと差別化がしにくく、報酬が安い上に案件受注の倍率も高くなります。
しかし、法律のような専門知識を要する分野だと特に関連する職歴や資格を持っている人が少ないので、単価は高めに設定されやすいです。
行政書士資格があれば、他のワーカーとの差別化ができて、単価の高い案件を安定して受注できるようになるでしょう。
事務所なしで在宅ワークができる
行政書士登録上のネックとなるのは、事務所を用意しなければならないという点です。
このことで開業になかなか踏み切れないという人も少なくないのではないでしょうか。
事務所経営が軌道に乗るかわからないのに、毎月高い賃貸料を支払い続けるのは大変ですよね。
しかし、Webライターは基本在宅で案件の応募から受注、納品まで行うため、事務所を用意する必要がありません。
行政書士登録したいけど事務所を借りるのが厳しいという人は、まずWebライターから始めてみてはいかがでしょうか。
行政書士登録の必要がない
Webライターをするだけなら、行政書士登録自体も必要がありません。
行政書士登録しておいたほうが信頼を得やすく、クライアントとしても現役の行政書士に執筆してもらったというお墨付きも得られるので、案件を取りやすくはなります。
しかし、たいていのWebライター案件は行政書士登録せずとも受注可能です。
行政書士を開業しようと思ったら、前述の事務所賃貸料の他に、行政書士会への入会費用や月会費、職印、その他事務所備品などがかかります。
開業後も営業費用や交通費、交際費など何かと出費があります。
しかし、Webライターならパソコンとインターネット環境さえあれば仕事が可能です。
コストをかけずに行政書士資格を活かすならWebライターは大変おすすめです。
次章以降にてWebライターの始め方を詳しく見ていきましょう。
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行政書士開業の流れ・手続きを解説!準備すべきものを把握しよう!
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行政書士の開業に必要な費用・登録料・入会金を解説
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行政書士向け職印の作成上の注意点まとめ!最短・最安で購入するには?
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【行政書士有資格者向け】Webライターの始め方
行政書士有資格者向けがWebライターを始める流れは以下の通りです。
Webライターを始める流れ
・必要なものを用意
・ライティング本を読む
・自分のブログを開設する
・クラウドソーシングサイトの登録
・プロフィールを詳しく書く
・案件を探して応募
・記事執筆の上で納品
本章にて1つ1つ説明していきます。
⇒関連記事:エムツーブログ「Webライターの始め方を完全未経験向けに全解説!【簡単5ステップ】」
必要なものを用意
Webライターを始めるにあたって必要なものは以下の2つだけです。
・パソコン
・インターネット環境
パソコンは主にネット検索や執筆に利用するので高性能である必要はなく、ネット環境も高速でなくとも大丈夫です。
安くすませるなら、数万ほどの中古PCかChromebookを買い、格安SIMでネット環境を用意するのでも仕事はできます。
他にも案件によっては、チャットツールやOfficeツール、その他ライティングツールなどを使いますが、たいていは無料でまかなえます。
⇒関連記事:エムツーブログ「Webライターに必要なもの・あったほうがいいもの8選を紹介!」
ライティング本を読む
案件を取る前にいくつかライティング本を読んで執筆のノウハウを学んでおきます。
Webライター講座なども世の中にありますが高いのでおすすめできませんし、受講しなければ案件を取れないというものでもないです。
差し当たって以下の2冊を読んでおけばOKです。
・ナタリー式新しい文章力の教室
・沈黙のWebライティング
前者は読みやすく間違いのない日本語の書き方を、後者はGoogleから好まれるSEOライティングのノウハウを学べます。
SEOライティングを聞くと難しく感じるかもしれませんが、「沈黙のWebライティング」は漫画のストーリー形式で説明してくれてるので、初心者でもスムーズに読めるはずです。
自分のブログを開設する
Webライターを未経験から始めるなら自分のブログを開設しておくことをおすすめします。
行政書士資格を有していて他のワーカーと差別化できると言えど、ライターとしては実績がない状態だと案件の受注は困難です。
しかし、自分のブログを持っておけば、基本的なライティングスキルを証明できるので、クライアントとしても安心して仕事を任せることができます。
ですので、ブログを開設し、見せる用に何記事か書いておくようにしましょう。
また、ブログ開設するならWordpressブログを作ったほうがよいです。その理由は以下の通り。
Wordpressブログを作るべき理由
・ポートフォリオになる
・単価の高い案件を取れる
・Wordpressは案件で使うことが多い
・他のワーカーとの差別化になる
・行政書士開業後のサイトにもなる
WordPressを扱えるワーカーは多くなく、Wordpressの操作ができればそれだけで案件を取りやすくなります。
WordPressに記事を直接入稿した分だけ報酬アップする案件も多いです。
また、Webライター用に限らず、行政書士開業後の事務所サイトとすることもできます。
普通にホームページ作成を業者に頼んだら数十万円以上取られますが、自分で作れば数千円ですみますし、Webの知識も身に付きます。
実際、本サイトは初期費用で数千円、開設後の月額費用も1,000円ほどです。全て自力で開設しましたが、開設自体は1日~2日くらいしかかかりません。
行政書士開業後の集客をコストをかけず行っていく上でも、Wordpressブログ・サイトの立ち上げも検討しましょう。
ブログの立ち上げは未経験でも難しくないです。ブログの始め方については下記の記事もぜひご覧ください。
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【行政書士向け】ブログの始め方・メリットを徹底解説【簡単10分で開設】
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クラウドソーシングサイトの登録
Webライターをするにあたって準備が整ったらクラウドソーシングサイトに登録しましょう。
クラウドソーシングサイトとは、ワーカーとクライアントをマッチングさせるサイトのことで、以下の2つのサイトが有名です。
・クラウドワークス
・ランサーズ
どちらでもいいですが、とりあえず未経験向け案件が多いクラウドワークスに登録しておくことをおすすめします。
クラウドワークス自体はCMでご存知の方も多いかと思いますが、上場企業であり、最大手のクラウドソーシングサイトとして信頼性があります。
実際仕事をする時も、基本的にクラウドワークスのサイト内でメッセージのやり取りを行いますし、受注時にクライアントから仮払いもされるため、納品したのに報酬が支払われないという心配もありません。
ワーカーを守るシステムがしっかり確立されてますので、まずはクラウドワークスから始めてみましょう。
以下、会員登録方法です。
「会員登録(無料)」をクリックしてください。
メールアドレスを入力し、「会員登録する(無料)」をクリックすれば完了です。
プロフィールを詳しく書く
クラウドソーシングサイト登録後はプロフィールを書いていきます。
マイページから「ワーカー情報編集」をクリック。
職種などの項目を埋めていき、「自己PR」にて詳しいプロフィールを記載していきます。
主に以下の点をプロフィール上に盛り込んでいきましょう。
プロフィールに書いておきたいこと
・保有資格
・経歴や得意ジャンル
・実績となるブログURL
・仕事に使える時間など
まず行政書士保有者として法律その他専門知識があることをアピールしていきましょう。
行政書士以外にも取得した資格があるならどんどん書いたほうがよいです。
例えば、FP3級などは世間的にはあまり評価されませんが、Webライターとしては、金融や保険、税金などの分野の案件を取りやすいので、大変おすすめの資格となってます。
その上で、関連した経歴などがあれば書いていきます。
前述の通り、ブログを開設したならプロフィール上にもURLを載せておき、クライアントが見れる状態にしておきましょう。
本業をしながらWebライターをする場合、副業にどれだけ時間を使えるのか書いたほうがクライアントとしても仕事を振れるか判断しやすくなります。
例えば、平日は2~3時間で、週末は5~6時間、といったように具体的に書きましょう。
その他にもアピールできそうなことはプロフィール上へ積極的に書いておくことをおすすめします。
案件探しから納品まで
続いて案件探しから受注、記事執筆・納品まで見ていきましょう。
案件の検索方法
クラウドワークスにて案件を検索する方法を見ていきましょう。
マイページにログイン後、「仕事を探す」をクリックしてください。
「仕事カテゴリ」から「ライティング・記事作成」を選択します。すると、Webライターの案件を中心に見れます。
「行政書士」で検索すると行政書士保有者向けの案件を見つけやすいです。
例えば、以下のような案件が検索できました。
ちなみにクラウドソーシングサイト上には、Webライター案件以外にも、行政書士本来の業務(各種契約書作成や補助金申請)などに関する案件もあるので、いろいろチェックしてみることもおすすめします。
案件に応募
案件応募時は提案文を書いて応募していきます。数行程度で応募した旨を伝えるのは止めましょう。
既定のテンプレートに従って提出してもいいですが、採用率を少しでも上げていくなら、テンプレ感はなくして、ある程度独自性を出していったほうがよいです。
具体的には以下のことを提案文に盛り込んでみてください。
提案文作成のポイント
・保有資格(行政書士その他)
・これまでの経歴を簡単にまとめる
・応募した理由や得意ジャンルなど
・ポートフォリオとなるブログURL
・案件に使える時間や曜日など
クライアントが「このワーカーに頼むメリットが大きいな」と思う提案文を作成しましょう。
記事執筆~納品
無事案件を受注できたら納期までに記事を執筆していきます。
記事を執筆できるか不安と思うかもしれませんが、基本的にはネットでリサーチをして、読みやすい日本語で執筆していけば大丈夫です。
よっぽどの案件でなければ別途専門書を買ったりする必要はありませんが、ネット検索は慣れておいたほうがよいでしょう。
⇒関連記事:エムツーブログ「Webライター向けに文章の書き方を徹底解説!下手でも諦めなくてOK!」
また、受注する際に、たいていの場合はクライアントから記事のタイトルや構成、記事執筆マニュアルなどを渡されることが多いです。
特にマニュアルはクライアント独自の決まりをまとめているので、後で修正依頼を受けないようきちんと読んでおきましょう。
そして、何より納期までには納品することが大事です。
もっと言うと、納期まで余裕を持って納品できればクライアントから好印象となり、その後も継続して受注できる可能性が高まります。
記事執筆のことだけでなく、クライアントが気持ち良く案件を振れるようビジネスマナーを意識して仕事をしましょう。
まとめ
今回は行政書士保有者向けにWebライターのメリットや始め方について紹介させていただきました。
行政書士資格は取ったものの、開業や転職をする人は少なく、せっかく苦労して取ったのに活用しないのは大変もったいないです。
Webライターなら登録しなくても資格を活かせますし、登録後も執筆実績ができればアピールとなり、行政書士としての活動の幅を広げることができます。
行政書士資格を取得したが活かせていないという人はWebライターを検討してみてはいかがでしょうか。
※本サイトでは行政書士資格に関して幅広く記事を書いておりますのでぜひ合わせてご覧ください。
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行政書士に合格するための完全ロードマップ【法律初学者向け】
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