本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・TAC「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」の特徴
・「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」のメリットとデメリット
・「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」と他の過去問集との比較
「みんなが欲しかった」は人気シリーズの1つであり、テキストを利用している人は多いです。そのため、続けて過去問集も同じシリーズのを使おうか検討する人は多いのではないでしょうか。
一方で、5年分の過去問集で本当に受かるのか?といった疑問を持つ人も少なくないと思います。
そこで本記事では、過去問集を探している人向けに、「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」を詳しくレビューしていきます。
TAC「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」とは?
出版元 | TAC出版 |
価格 | 2,750円 |
掲載過去問 | 過去問(5年分) |
ページ数 | 不明(2022年3月発売予定) |
問題形式 | 5肢択一形式 |
「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」は大手予備校のTACが出版している問題集で、直近5年分の過去問を掲載しています。
TAC講師陣による詳しい解説が売りとなっています。問題ごとに出題ポイントも明示されているため、何が重要な論点なのかわかりやすいです。
問題には正答率も明示されており、落とせない問題は明白なので、メリハリの利いた学習ができるでしょう。
「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」のメリット
「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」のメリットについて説明していきます。
解説がボリュームあって丁寧
解説はTAC講師陣が担当しているということもあって詳しく、丁寧な内容となってます。
過去問集によっては、解答は必要最小限で要点だけ記載されていることも少なくありません。
しかし、実際読み比べる限り、本過去問集の解説は他社の過去問集とよりもボリュームがあると思いました。
「みんなの欲しかった」シリーズのテキストを読んだ後、本過去問集を解き、解説もしっかり読み込むことで、より効果的なアウトプットができるでしょう。
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問題と解答・解説の2分冊
問題と解答・解説は2分冊となっており、分けての学習や持ち運びがしやすいです。
過去問集は基本分厚いのが多い中にあって、分冊なのは貴重だと思います。
解答・解説だけを持ち歩き、スキマ時間に勉強するという使い方もおすすめです。
赤シートも付いている
すでに重要論点は赤色でマークされているので、重要なポイントがわかりやすいです。
自力でマーキングしていく手間がかかりません。
「必須問」と「捨て問」が明確
本問題集の問題には、「必須問」は「覚」、「捨て問」は「捨」と明確に分けて記載されており、どの問題を確実に正答しなければならないのかがはっきりしてます。
学習初期はどの論点が重要か、重要でないか、がよくわからず、問題集を解く時に余計な問題にリソースを割いてしまいがちです。
本問題集ならそうした心配がなく、重要論点に絞った、メリハリのきいた学習ができるでしょう。
「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」のデメリット
本章では、「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」のデメリットについて説明していきます。
5年分しかない
本過去問集は5年分の問題しか収録されておらず、他の過去問集と比べてかなり少ないボリュームです。
ですので、本問題集だけで重要論点を網羅するのはかなり厳しいと言わざるを得ません。
ただ、学習初期に本試験レベルの問題に慣れる、近年の試験傾向をつかむ、といった目的で利用するのは悪くないと思います。
合格には別途問題集が必要
5年分だけでは網羅性がないので、合格を目指すには別途過去問集や問題集が必要です。
過去問集ならやはり最低でも10年分は必要ですし、過去問で出題実績はないが重要な論点も押さえていくことが求められます。
本問題集はあくまで学習初期の問題集と位置づけ使い、ある程度勉強したら次の問題集の利用を検討したほうがよいでしょう。
同じ過去問集としてボリュームがあっておすすめなのは、合格革命シリーズの「肢別過去問集」や出る順シリーズの「ウォーク問」です。
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「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」を他社の過去問集と比較
「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」を他社の過去問集と比較すると以下の通りです。
出題形式 | 収録問題 | 問題数 | 分冊 | Kindle版 | |
合格革命 行政書士 肢別過去問集 | 一問一答 | 過去問(昭和63年~令和3年から厳選) +オリジナル問題 |
約2,400肢 | 不可 | 無し |
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック | 一問一答 | オリジナル問題 | 約1,000肢 | 不可 | 無し |
合格革命 行政書士 基本問題集 | 5肢択一 | 過去問+オリジナル問題 | 約350問 | 不可 | 無し |
みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集 | 5肢択一 | 過去問(5年分) | 約300問 | 可能 | 無し |
みんなが欲しかった!行政書士の問題集 | 5肢択一 | 過去問+オリジナル問題 | 約300問 | 不可 | 無し |
みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集 | 一問一答 | 過去問(10年分) | 約1,500肢 | 不可 | 無し |
行政書士 合格のトリセツ 基本問題集 | 5肢択一 | 過去問+オリジナル問題 | 約250問 | 不可 | 有り |
出る順行政書士ウォーク問過去問題集 (1巻「法令編」・2巻「一般知識編」) |
5肢択一 | 過去問(10年分) | 約600問 | 可能 | 有り |
うかる!行政書士 総合問題集 | 5肢択一 | 過去問+オリジナル問題 | 約300問 | 不可 | 無し |
5年分は本問題集だけで、年数だけで見ると一番ボリュームが少ないことがわかります。
過去問だけでなくオリジナル問題も合わせて収録している過去問も多いです。
ですので、数ある過去問集の中ではボリューム的にはちょっと物足りないです。ただ、解説自体は非常に詳しいので、学習初期には最適かもしれません。
また、数少ない分冊可能な過去問という点は強みと言えます。
持ち運びという点を考えると、Kindle版のある「ウォーク問」や「合格のトリセツ 基本問題集」もおすすめです。
「合格のトリセツ 基本問題集」は厳選の250問なので、効率的に合格ラインを目指せるというのも魅力です。
過去問演習は得点につながりやすいですが、本試験では過去問の勉強だけでは対応できない問題も出る可能性があります。
過去問だけの偏った学習ではなく、オリジナル問題も解くなどして、重要論点の穴ができないよう学習を心がけましょう。
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まとめ
今回は「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」を中心に紹介させていただきました。
ポイントは以下の通りです。
本記事のポイント
・解説はかなり丁寧
・分冊できて持ち運びが便利
・赤シートにも対応している
・「必須問」と「捨て問」が明確
・5年分だけなので網羅性は少ない
解説は実際かなり詳しく書かれているため、初めて過去問を解く初学者でもしっかり理解できる内容となってます。
ただ、やはり5年分という少なさなので、本問題集を一通りこなしたら別のボリュームある過去問集に移行することをおすすめします。
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