
本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・「ケータイ行政書士」の特徴
・「ケータイ行政書士」のメリットとデメリット
重要論点をコンパクトにまとめているケータイ行政書士を使って、効率よく勉強したいが、「本当に受かるだけの知識が身に付くのか」、「学習効果はあるのか」、といった疑問が生じるのではないでしょうか。
そこで本記事では、行政書士試験に合格済みの筆者がケータイ行政書士のメリット・デメリットを詳しくレビューしていきます。
一問一答集やまとめ本を探しているという人はぜひ参考としてください。
「ケータイ行政書士」とは?
「ケータイ行政書士」は大手予備校のLECにて専任講師「植松和宏」氏が著者のまとめ本&一問一答集です。
合格に必要最小限の知識をコンパクトにまとめることをコンセプトとしており、効率的に重要論点を覚えることができるようになってます。
行政書士試験の学習範囲が広く、どこまで覚えたらいいのかわからないという場合でも、本書を頼りに勉強していけば最低限覚えるべき部分はしっかり把握できるでしょう。
左ページに要点まとめがあり、その右ページにて問題が掲載されているという構成で、インプットの後にすぐアウトプットができるようになっており、使い勝手が良いです。
※他の一問一答集やまとめ本も検討したいという人は下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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「ケータイ行政書士」のメリット
本章では、「ケータイ行政書士」のメリットについて説明していきます。
箇条書きのコンパクト解説
本書の特徴として必要最小限の重要論点をまとめているだけでなく、解説が箇条書きで無駄がないという点が挙げられます。
「目標5分で覚えよう」と書いている通り、とにかく少ない文章で要点をまとめていて、効率的な学習が可能です。
テキストとかだと普通に読んでいくだけでも時間を要してしまい、予定通りになかなか学習が進まないという人も少なくないと思います(私も読むのが遅いタイプで苦労しました)。
本書なら読むのに時間がかからず、短時間で重要論点を網羅でき、効率的に基礎固めができるでしょう。
過去問・予想問でアウトプット
本書は、過去問と予想問が要点とセットで掲載されており、学んだことをすぐにアウトプットできる構成となってます。
この構成により、知識の確認がすぐできますし、試験でどのように問われるのかも把握できるでしょう。
予想問も掲載しているということで、過去問にはないが今後出題可能性がある重要論点もカバーしているのも大きなメリットです。
まとめ本としてだけでなく、一問一答問題集としても使えるというのは大変コスパに優れた1冊と言えます。
赤シートに対応している
重要なキーワードは赤字となっており、赤シートで隠せるようになっています。
ただ読んでいるだけだと、何となく覚えた気になってしまい、実はあまり実力はアップしていないということもよくあります。
赤シートで隠しつつ、知識を思い出す訓練をすれば、知識の精度は上がり、記述問題にも対応できるようになるでしょう。
コンパクトサイズで持ち運びが楽
コンパクトサイズ(新書本よりやや大きいくらい)でコンパクトですから持ち運びがしやすいです。
厚さもそれほどなく、スペースを取りませんので、バッグにも入りやすいと思います。
通勤電車の中など狭い場所でも広げて読みやすく、スキマ時間に勉強がはかどるでしょう。
「ケータイ行政書士」のデメリット
本章では、「ケータイ行政書士」のデメリットについて説明していきます。
解説が簡潔過ぎる
解説が要点を絞ったものであるのは、まとめ本としては優れていますが、理解を深めたい場合にはやはり解説が足りないです。
理解を深めるには、条文の制度趣旨や具体例なども合わせて読むのが大事ですが、そうした記述はありません。
テキスト的なものを求めるのは止めた方がよいでしょう。
完全初学者には向かない
解説が簡潔すぎるため、完全初学者には理解が難しいので、最初の1冊として本書を選ぶのはおすすめしません。
少なくとも、条文の制度趣旨や具体例、図表・イラストなどが豊富なテキストを読んだ後の方が学習の効果はより高いものとなるはずです。
どちらかというと、ある程度学習が進み、重要論点の知識を確実なものとしたい中上級者向けの本とも言えます。
ケータイ行政書士だけで合格は厳しい
本書は、合格に必要最小限の知識を身につけれるとのことですが、合格した筆者からするとケータイ行政書士だけで合格するのは難しいと思います。
まずインプットの段階では本書だけで理解が進むとは思えませんし、問題演習の量としても足りないです。
独学で合格を目指すならボリュームある過去問集で問題演習する必要があります。
中には本書だけで合格ラインに達する人もいるかもしれませんが、例外と考えたほうがよいでしょう。
もし、短期合格を目指して本書に取り組もうとしているなら行政書士通信講座の受講をおすすめします。
通信講座なら教材やカリキュラムに無駄がなく、講師のわかりやすい講義で法律の完全初学者でも理解が進みますので、短期合格も計画的に目指せます。
以下の記事にて5万程度から受講できる格安の行政書士通信講座を紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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まとめ
今回は「ケータイ行政書士」を中心に紹介させていただきました。
「ケータイ行政書士」をまとめると以下の通りです。
本記事のポイント
・要点を押さえたコンパクトな解説
・過去問と予想問で効率よくアウトプット
・赤シートを使って暗記作業も可能
・新書本サイズで外出先の携帯に便利
・解説は簡潔で一通り学習が完了した人向け
無駄なく最短距離で合格に必要とされる知識を再確認できるまとめ本としてかなりおすすめできる1冊です。
過去問と予想問も収録されてますから直前期に問題を解きつつ総復習することもできます。
ただし、解説はかなりあっさりしているので、ある程度勉強が進んだ人向けです。いきなり本書を使うのではなく、復習するタイミングで利用するのが効果的でしょう。
※これから行政書士試験の勉強を始めるという方は下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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