本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・TAC「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」の特徴
・「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」のメリットとデメリット
・「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」の口コミや評判
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」は数少ない行政書士試験向け判例集ですので、本書を使って判例学習をしっかり行いたいという人は少なくないのではないでしょうか。
そこで本記事では、行政書士試験合格済みの筆者が実際買って読んだ上で、「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」を徹底レビューしていきます。
判例の教材を探しているという人はぜひ参考としてください。
TAC「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」とは?
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」は大手予備校のTACが出版しており、人気の「みんなが欲しかった」シリーズの判例集です。
行政書士試験に出題可能性のある判例を厳選しており、憲法・民法・行政法・商法の判例を収録。
1つ1つの判例をとにかく詳細に掲載しているので、独学の人もきちんと理解できるよう工夫されてます。
本書を繰り返し読めば、判例知識の精度は着実に上がり、判例問題を得点源にできるでしょう。
次章以降にて本書のメリットを詳しく解説していきます。
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行政書士向け判例集おすすめ4選を紹介!
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「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」のメリット
本章では、「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」のメリットについて説明していきます。
事案・判旨・結論に分けて詳細解説
本書では、重要判例が事案・判旨・結論に分けて詳細に解説されています。
1つ1つの判例を十分なボリュームで解説してくれるため、どんな事件だったのか、どういう理由で判決がなされたのか、などをしっかり理解することができます。
市販のテキストなどでも判例は掲載されてますが、紙面の関係上どうしても簡潔な説明となりがちで、理解不十分なままとなってしまうことも少なくありません。
その結果、判例を覚えたつもりでも、実際問題を解いてみるとケアレスミスをしてしまいます。
行政書士試験において判例問題の比重は大きく、記述問題にも出題される可能性があり、しっかり学習することが大事です。
判例問題を得点源とするために、時間をかけてでも1つ1つの判例を事案・判旨・結論に分けてしっかり読み込むことをおすすめします。
関連判例と合わせて解説
本書では、随所に関連判例を掲載しており、論点的に類似の判例をまとめて学習可能です。
行政書士試験では、似たような判例をひっかけ問題として出題することもあり、しっかり覚えていないとケアレスミスをしてしまいます。
例えば、結論が同じでも事案や判旨の部分が他の判例のことだった、といった問題です。
勉強すればするほど判例の知識は増えていきますが、それと同時に混同してしまうリスクも増していきます。
本書で勉強すれば判例知識をしっかり整理できるでしょう。
図表・イラストで分かりやすく整理
本書は判例の情報のボリュームがかなり多くなってますが、適宜図表・イラストを使っているため、知識の整理がつき、分かりやすくなってます。
判例の情報が多い参考書は他にもありますが、文字だけがずらずらと書かれたものも多く、どこが重要なのか分かりにくいです。
その点、本書なら図表・イラストにて項目が整理されているので、メリハリの効いた学習ができるでしょう。
重要度・過去出題実績の表示
本書は判例の重要度や、本試験での過去出題実績を合わせて表示してます。
どの判例が特に重要なのかわかりやすくなっており、合格を目指す上で落とせない判例が一目瞭然です。
勉強の進み具合に応じて、優先度をつけての判例学習がしやすいでしょう。
練習問題も掲載している
問題自体は簡単なものですが、学んだ判例知識のチェックとしては十分使えるでしょう。
判例のインプットをしつつ、同時にアウトプットもできるのは便利です。
年月日索引で検索しやすい
巻末には判例索引がありますが、年月日にて検索できるようになってます。
年月日索引により、迷うことなく、迅速に判例を探すことが可能です。
判例学習する上で辞書的な使い方もしやすいでしょう。
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」のデメリット
実際読んでみた限り、「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」には、判例集として量・質も共に充実しており、大きなデメリットはありません。
強いて言えば、条文も掲載していれば条文との関連性がわかり、もっと学習しやすかったかなと思います(特に憲法)。
また、口コミにもありましたが、判例索引のところで事件名でも検索できればもっとよかったです。
本書の情報量があるという点はメリットですが、重要判例をもっと要点を簡潔にまとめた形で学習していきたいという人にとっては、ややボリュームがありすぎると感じるかもしれません。
ある程度余裕を持った学習スケジュールの中で、じっくり読み込める勉強時間も作る必要があるでしょう。
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」に関する口コミや評判
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」に関する口コミや評判をまとめてみました。
この本はかなり使える!
TAC出版の「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」(著者 佐藤リサさん)過去問に登場した判例は、その都度これを使って事件の詳細を確認することにより、強く印象に残り、記憶の定着力がとてもよくなる。
急がば回れ というけど本当にそう思う。 pic.twitter.com/avOxd86inA
— らくだ@NOWAR???????? (@mohan6po) November 25, 2021
TAC出版のみんなが欲しかった行政書士の判例集です。
憲法民法行政法に3分割して辞書みたいに使っていました。実際よく使ったのは憲法だけでした。
人それぞれですが私には良かったですね。
判旨がしっかり載っているので読み込むことで言い回しに慣れてきました。 pic.twitter.com/lrNPcuUO22— おさむ????FP1級受験生 (@Fresh_Organic1) February 23, 2022
みんなが欲しかった!行政書士の判例集、こうやって索引に事件名を書き足して使ってます。事件名ごとの索引も作って欲しかったです。あと大判(戦前の判例)がほとんど載ってません。改善余地あると思います。#行政書士試験#みんなが欲しかったシリーズ pic.twitter.com/e1juP0thDH
— Petro (@petrobir) February 22, 2022
今日、新しい勉強仲間ができました^^
「みんなが欲しかった行政書士判例集」
過去問集等で判例が出てきますが、この本を辞書がわりにして理解を深めていこうと思います。
最後のページの年月日索引は便利です♪#行政書士試験#判例集 pic.twitter.com/p88EgNXdgP— けい@「2022年行政書士試験リベンジ+社労士試験」のWライセンスを目指します!!! (@xR5hblEebhYOLDZ) January 19, 2021
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」を使っている人は多く、情報量の多さは好評であったようです。
また、判例に関して理解をより深めることができるという口コミも多く見受けられました。
判例集としてボリュームはかなりあるものの、しっかり読み込むことで着実に基礎が固まりそうです。
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」での学習に限界を感じたら
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」では、かなり丁寧に判例が解説されており、独学者でも判例学習をしやすいよう工夫されてます。
ただ、本書で勉強しても判例に対して苦手意識を持つという人もいるかと思います。
行政書士試験において判例問題の比重は大きく、しっかり理解していないとなかなか得点源とならず、合格ラインを超えません。
独学で判例を勉強しているが限界を感じているという人は行政書士通信講座の受講もおすすめです。
通信講座なら講師がわかりやすく判例を解説してくれるため、より理解が進みます。
下記の記事にて5万程度から受講可能な格安の行政書士通信講座をまとめてますのでぜひ合わせてご覧ください。
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まとめ
今回は「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」を中心に紹介させていただきました。
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」に関するポイントは以下の通りです。
本記事のポイント
・1つ1つの判例を詳細解説
・関連判例も記載し知識を整理
・図表も使ってわかりやすい
・重要度や過去出題実績も表示
・練習問題でアウトプットも可能
・年月日索引で判例を調べやすい
筆者は実際に本書を使って行政書士試験に合格でき、その体験からも判例集としてかなり完成度が高いと思います。
判例に関して理解を深め、メジャーな判例からややマイナーな判例まで網羅していきたいなら本書はおすすめです。
「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」を使ってぜひ判例問題を得点源とし、試験合格を勝ち取ってください。
※これから行政書士の勉強を始めるという人は下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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