行政書士勉強

FP2級と行政書士の難易度の違いはどれくらい?試験内容の差を紹介

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「FP2級に合格したら次は行政書士を目指したい」

「FP2級と行政書士ってどれくらい難易度が違うの?」

FP2級から行政書士へステップアップを考えている人は少なくないのではないでしょうか。

FP2級も決して簡単な資格ではなく、FP2級の学習を通して試験慣れしていて、知識も身に付いているでしょうからその勢いで行政書士の勉強を始めるのはいいことだと思います。

ただ、FP2級と行政書士とでは難易度が結構異なるので、FP2級の時と同じ感じで学習を進めると思ったような結果が得られない可能性が高いです。

本記事では、FP2級から行政書士を目指す上での注意点について説明していきます。

FP2級から行政書士を目指す時の注意点

本章にて、さっそくFP2級から行政書士を目指す時の注意点について説明していきます。

足切りがある

FP2級には足切りがないですが、行政書士には法律科目と一般知識にて足切り点が設定されており、それを下回ると他の科目で合格点を取っても不合格となってしまいます。

そのため、行政書士では苦手科目や捨て科目を作れず、まんべんなく学習する必要があります。

必要な勉強時間が増加

FP2級合格に必要な勉強時間は150時間から300時間程度ですが、行政書士合格には600時間から700時間程度必要であり、倍以上の時間を要します。

FP2級だと業務で知っていた知識もあるでしょうし、社会常識で覚えやすい部分もありますが、行政書士は法律科目中心なので、学習もスムーズにいかない可能性があります。

FP2級から行政書士を目指す場合は、FP2級の時以上に十分な勉強時間を確保しておきましょう。

行政書士合格に必要な勉強時間とは?平均や最短はどれくらい?

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過去問だけでは受からない?

FP2級は過去問を暗記していけば高得点で合格できますが、行政書士は試験範囲がとても広いため、過去問をただ暗記しているだけでは合格が難しい場合があります。

過去問と同じ論点が出題されたとしても問われ方がまったく変わったりするので、しっかり理解してないとケアレスミスしてしまうことも多いです。

行政書士は過去問知識を完璧にしつつ、過去問われた論点の周辺知識も身につけていかないと余裕を持った合格は難しいでしょう。

何年分の過去問が必要?

FP2級は数年分の過去問を学習すれば合格に必要な知識はある程度網羅できますが、行政書士は10年分は解かないと基礎論点は網羅できないと思います。

実際、市販されている行政書士の過去問集は10年分以上のものが多いです。

過去問集によっては昭和の過去問から掲載しているものもあるくらいです。

また、その過去問の量の差もあって、合格のために過去問を回す回数も違ってきます。FP2級なら数回から5回程度で勝負になりますが、行政書士は範囲が広すぎて、その程度では覚えきれません。

FP2級は過去問から同じような問題がわかりやすく出題される傾向にあります。ですので過去問を数周すれば、そこそこの得点率に達することができる試験です。

しかし、行政書士試験だと試験範囲が膨大なので過去問を数周したくらいでは覚えきれませんし、なかなか合格ラインのレベルに達するのが難しいでしょう。
FP2級と行政書士の難易度の差は?どっちから取るべき?

このように過去問をとってみてもFP2級と行政書士それぞれで必要な学習量の差がわかるかと思います。

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FP2級から行政書士を目指す時に通信講座は受講すべきなのか?

本章では、FP2級から行政書士を目指す時に通信講座は受講すべきなのか?について説明していきます。

とりあえず独学をしてみる

FP2級に合格しているなら資格試験の勉強には慣れていると思いますので、独学でも行政書士に合格できる素養はあると思います。

ですので、とりあえずは市販の行政書士テキストを買って、読み進めてみることをおすすめします。

市販のテキストで勉強して、ある程度暗記・理解ができるなら大丈夫です。

ただ、かなり勉強したのに、模試を受けてみたら合格点からほど遠いようなら通信講座の受講を検討したほうがよいでしょう。

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独学に限界を感じたら通信講座受講を検討してみる

市販の行政書士テキストや問題集をやっているが理解・暗記がまったくできないという場合は通信講座の受講もおすすめします。

行政書士はFP2級と違って難解な法律用語が多く、独学だと学習が難しい部分があります。

また、行政書士試験はFP試験が年3回であるのに対し、1回だけの開催であり、何回も受けるのは大変なので、できれば一発合格を狙いたいところです。

効率的に一発合格をするためにも行政書士に関しては通信講座の受講も検討するようにしましょう。

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まとめ

FP2級と行政書士とでは試験の難易度や学習に必要な勉強時間などに差があることがわかりました。

FP2級の勉強の時と同じようなスタイルだと行政書士には合格できない可能性があります。

行政書士の試験範囲の広さや法律学習の難しさを認識した上で、余裕を持った学習計画を立てて勉強を進めていくようにしましょう。

※本ブログでは行政書士試験に関する情報を幅広く紹介してますので他の記事もぜひ合わせてご覧ください。

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  • この記事を書いた人

エムツー

法律完全初学者から行政書士試験に一発合格後行政書士事務所を開業(宮城県行政書士会所属) | 行政書士の試験勉強・開業・業務等の情報を発信 | 仕事・執筆・相互リンク等に関する各種ご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒運営者情報

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