行政書士講座

伊藤塾行政書士講座を徹底レビュー!

悩む人
伊藤塾の行政書士講座を検討している。法律資格に強そうだし合格できそう。でも受講前に実際どうなのかメリット・デメリットを把握しておきたい。

本記事では上記のような疑問を解消していきます。

本記事でわかること

・伊藤塾行政書士講座の主な提供コース一覧
・伊藤塾行政書士講座のメリットとデメリット

伊藤塾は司法試験をはじめとして法律系資格の専門学校として長年の実績があり、その指導方法や教材・カリキュラムは信頼できます。

ただ、行政書士講座は他にもたくさんあり、伊藤塾が一番合っているとは限りません。

受講前に講座のメリット・デメリットを把握して、他社の講座とも比較検討することが大事です。

そこで本記事では、行政書士試験に合格済みの筆者が伊藤塾の行政書士講座のメリット・デメリットを徹底的にレビューしていきます。

本記事を読んで行政書士講座選びの参考としてください。

伊藤塾行政書士講座の主な提供コース

伊藤塾行政書士講座の主な提供コースは大きく分けて初学者向け、短期合格したい人向け、中上級者(学習経験者)向けに分けられます。

ご自身の学習の進み具合や本試験までの日数などを考慮しつつ、自分に合った講座を選ぶのが大事です。

本章にて1つ1つのコースをチェックしていきましょう。

【初学者向け】「新・行政書士合格講座」

「新・行政書士合格講座」は法律を始めて学ぶという人でも「6段階式講義」&講師別「学習継続サポート」により、無理なく合格を目指せる初学者向けで、最もベーシックなコースです。

本講座は、「行政書士合格講座」と「中上級講座 中級コース」が1つになったという経緯もあり、学習経験向けのコースでもあります。

「6段階式講義」とは、学習段階を「体系」⇒「入門」⇒「基礎」⇒「応用」⇒「総まとめ」⇒「演習」の6つに分け、さらに全体を6回繰り返すことで着実に合格を目指すカリキュラムのことです。

法律初学者でも着実に実力が身に付きますし、カリキュラムに置いていかれる心配がありません。

私自身の経験からも、何回も繰り返して学習することの効果は高かったですし、繰り返すことで知識は着実にものになっていきました。

独学だとどうしても手を抜いたり、覚えたつもりなったりして、知識の穴に気づかないこともありますが、本講座を受講していればそうした不安はなく、ただカリキュラムをこなしていけばいいという安心感があります。

講師陣は、平林講師、井内講師、坂本講師の3人体制となっており、各講師が科目を分担。

講義はわかりやすいと評判ですし、実際、Youtubeにある動画を見ても聞きやすく感じました。

その他、学習サポートシステムも充実しており、カリキュラムを進める上でわからない部分や学習上の不安などがあった時でも手厚いサポートを受けることが可能です。

このように初学者がつまづかないようカリキュラムや個別サポート体制が万全なので、モチベーションが切れることなく、安心して学習を進めることができるようになっています。

【短期合格目標】「行政書士合格講座 速修生」

「行政書士合格講座 速修生」は春からの開始でも本年度中の試験合格を目指せる短期合格講座です。

一般的な入門講座よりもカリキュラムは絞られており、合格に必要最小限の知識を効率的に学習していけるようになってます。

具体的には、憲法・民法・行政法は通常通りしっかり学習しつつ、商法や一般知識は学習範囲を絞っていくという形です。

自分の経験からも、商法や一般知識は学習範囲が広すぎて勉強が難しく、満点近くを取ろうとすると、時間はいくらあっても足りません。

限られた時間を有効活用するためにも、商法や一般知識に関しては、ある程度割り切った勉強も重要だと思います。

カリキュラムは絞られているとはいえ、インプット講義の「基礎力完成マスター」で、講義時間は103.5時間あり、アウトプットも「基礎演習」・「厳選!重要過去問集中講義」・「記述式!解法技術確立講義」などがあり、着実に実力の養成が可能。

本講座でも個別フォロー制度はありますので、初学者でも安心してカリキュラムを進めることができるでしょう。

【中上級者向け】「志水晋介の行政書士講座」

「志水晋介の行政書士講座」は、その名の通り、志水晋介講師が全ての講義を担当し、民法と行政法を徹底して攻略することで上位合格を目指すという中上級者(学習経験者)向けの講座です。

民法と行政法は配点で全体の約6割を占めており、落とせませんし、着実に合格するにはこれらを得意科目にする必要があります。

私自身の経験からも、民法と行政法の得点が安定するようになって模試で合格点が取れるようになりましたし、本試験でも記述抜きで180点を超えることができました。

独学に限界を感じており、民法と行政法が特に苦手という人はぜひチェックしてみることをおすすめします。

また、志水講師が1人で全てを担当するという点は、志水講師の話し方や説明の仕方がいいと感じる人にとってはメリットが大きいのではないでしょうか。

科目によって分担されていると、相性のいい講師、悪い講師が出てきやすく、学習上モチベーションやカリキュラムの消化に悪影響が出る可能性がありますが、本講座ならそうした心配はいりません。

本講座は中上級者(学習経験者)向け講座とありますが、初学者も対象としており、実際、講座の公式ページを見ると一発合格された初学者の声なども掲載されてます。

法律初学者の方も、他の講座とともに本講座も合わせて比較検討の上で、受講する講座を決めることをおすすめします。

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伊藤塾行政書士講座のメリット

本章では、伊藤塾行政書士講座のメリットについて説明していきます。

ボリュームあるカリキュラム

「新・行政書士合格講座」は、195.5時間+演習77回というボリュームあるカリキュラムとなっています。

時間をかけて丁寧にカリキュラムを進めるので、完全初学者でも無理なくついていけるでしょう。

インプット講義では、指導経験豊富な講師陣によって、難解な法律用語もわかりやすく解説。

実際、公式ページでの合格者の声でも、講師のわかりやすい例え話でイメージがわき、記憶に残りやすかったと評判でした。

テキストは図表・イラスト多め

使用するテキストは図表やイラストを豊富に使っており、初学者でもスムーズに読み進めることができます。

余白が多く、書き込みが容易で、テキストをノート化して、情報の一元化をしやすいでしょう。

ただ、ちょっと気になる点として、上記は見本でフルカラーっぽくなっていますが、サンプルページを見る限り実物は白黒でした。

白黒かフルカラーかというのは個人の好みの部分も大きいですが、市販のテキストはほとんどがフルカラーという中で、白黒だとするとやや物足りないなと思います。

個別サポートが手厚い

伊藤塾では下記の通り手厚い個別サポートがあります。

・学習継続サポートクラス
・パーソナルトレーナー講師制度
・質問制度

質問制度自体は珍しくありませんが、講師によるZoomを使ったライブや、講師とは別のパーソナルトレーナー講師による学習相談などは他社にはあまりない強みです。

講座を受講するといっても通信で受ける場合は、孤独を感じることも多いでしょうし、何か悩みを抱えた時に相談できる人がいないと最悪フェードアウトしてしまうことも考えられます。

勉強を続けられるか不安、学習のモチベーションが続きそうにない、といった人でも伊藤塾の個別サポート体制なら安心して学習を続けることができるでしょう。

伊藤塾行政書士講座のデメリット

本章では、伊藤塾行政書士講座のデメリットについて説明していきます。

受講料が高い

伊藤塾のベーシックな講座である「新・行政書士合格講座」の受講料は「198,000円」であり、大手予備校の中では平均的な値段となっています。

ただ、近年では格安の行政書士通信講座も増えてきており、5万から10万円以下程度で受講できる講座は多いです。

例えば、スタディングは49,500円、クレアールは60,840円、フォーサイトは76,800円(基礎+過去問+直前対策講座のバリューセット)にて受講できます。

しかも、フォーサイトは合格率38.0%と悪くありません。

伊藤塾の講座が割高に感じるなら格安の行政書士通信講座もチェックしてみましょう。

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オンライン学習環境が足りない

伊藤塾の講座はWeb通信コースもあり、オンラインでの学習も可能です。

ただ、オンラインで問題集を解いたりはできないようで、完全なオンライン学習環境はまだありません。

その点においては、オンライン学習環境が充実しててスマホで学習を完結できるスタディングや、独自のeラーニングシステム「ManaBun」があるフォーサイトなどに比べるとやや物足りない部分です。

もし、日頃の勉強をオンライン学習を中心に行っていきたい場合は、スタディングやフォーサイトもチェックしてみてください。

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量が多く消化不良に注意

伊藤塾の講座は初学者向けに入念なカリキュラムが組まれていますが、それゆえにそのボリュームも多くなっています。

先ほども申し上げた通り、「新・行政書士合格講座」は、195.5時間+演習77回というボリュームです。

完全初学者が法律知識0からでも着実に実力を伸ばせる一方、全てのカリキュラムを消化するためには多大な時間がかかり、とりかかるのが遅れると本試験までに終わらないリスクもあります。

ですので、学習の開始時期が遅い場合は本試験までに間に合うよう学習計画をしっかり立てる必要がありますし、短期合格目標の「行政書士合格講座 速修生」も選択肢となるでしょう。

また、カリキュラムを絞っている他社の通信講座もチェックしてみることをおすすめします。

合格率は非公表

伊藤塾公式ページには講座受講による合格率は発表されていません。

合格率だけではカリキュラムの優劣はつけれませんが、受講の参考にはしたいところです。

大手予備校の中ではLEC、通信講座ではアガルート(初受験:37.9%・複数回受験:46.15%)とフォーサイト(38.0%)が合格率を公表しています。

合格率の計算方法は予備校によって異なるので、あくまで参考値ですが、比較検討する際の1つの要素にはなるかと思います。

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伊藤塾行政書士講座と他社との受講料比較

伊藤塾行政書士講座と他社とを料金面で比較すると以下の通りです。

クレアール
60,840円(カレッジコース)※割引中
スタディング
34,980円(行政書士合格コース・ミニマム)
スタディング
44,000円(行政書士合格コース・スタンダード)
スタディング
59,400円(行政書士合格コース・コンプリート)
フォーサイト
51,800円(基礎講座のみ)
フォーサイト
54,800円(基礎講座+過去問講座)
フォーサイト
76,800円(基礎講座+過去問講座+直前対策)
ユーキャン 63,000円
アガルート
145,600円(入門総合ライトカリキュラム)※割引中
アガルート
166,600円(入門総合フルカリキュラム)※割引中
伊藤塾
198,000円(新・行政書士合格講座)
TAC 198,000円(ベーシック本科生)
LEC
235,000円(パーフェクトコース)

上記の通り、TACやLECなど大手の中では平均的な値段設定ですが、他の格安通信講座と比べると割高感はあります。

近年の通信講座は安いながらも、合格率は平均よりもかなり高く、質問制度なども充実しており、安かろう悪かろうではありません。

もちろん、伊藤塾は長年の指導実績を有して信頼性があり、値段相応のしっかりとしたサポート体制があるのは強みです。

とはいえ、それなりの受講料はしますので、伊藤塾のような大手でなければならない、といったこだわりがないなら格安の通信講座も検討してみることをおすすめします。

※格安通信講座については下記の記事をぜひ合わせてご覧ください。

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まとめ

今回は伊藤塾の行政書士講座を中心に紹介させていただきました。

法律資格に特化した老舗の大手予備校ということもあり、教材・カリキュラムや講師陣、個別サポート体制などが充実していることがおわかりいただけたかと思います。

ボリュームあるカリキュラムと人気と実力ある講師のわかりやすい講義により、完全初学者からでも一発合格を狙えるでしょう。

ただ、人気の通信講座(アガルート・スタディング・フォーサイトなど)と比べて受講料は高く、オンライン学習環境も万全とは言えません。

絶対に伊藤塾にしなければならないという理由がないのなら、他社の通信講座もチェックし、よく比較検討した上で講座を選ぶことをおすすめします。

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