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行政書士講座9社の講義時間一覧!短いのはどこ?【2022年最新】

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悩む人
行政書士講座の受講を考えている。講義時間はどれくらいなんだろう?

本記事では上記のような疑問を解消していきます。

本記事でわかること

・行政書士講座の講義時間の比較
・各行政書士講座の講義時間詳細
・講義時間を軸に行政書士講座を選ぶポイント

行政書士講座を受講するにあたって、その講義時間が気になるという人は少なくないのではないでしょうか。

特に仕事などをしながら勉強するケースでは、講義時間の長さによって学習計画が大きく変わるため、受講前にしっかり検討しておくことが大事です。

そこで本記事では、行政書士試験合格済みの筆者が、行政書士講座の講義時間を比較しつつ、各講座を詳しくレビューしていきます。

行政書士講座の講義時間の一覧

各スクール・予備校における主要な行政書士講座(初学者向けの入門講義)の講義時間を一覧でまとめると以下の通りです。

講義時間
キャリカレ 約21時間
オンスク 約25時間
スタディング(基礎講座) 約34時間
フォーサイト(入門講座+基礎講座) 約47.5時間
TAC(基本講義) 約137.5時間
伊藤塾(合格戦略編+入門編+基礎力完成編) 約166時間
クレアール(基本講義) 約170時間
LEC(法律入門講座+合格講座) 約179時間
アガルート(入門総合講義) 約164時間~188時間

上記の通り、講座によって、100時間を超えるのもあれば、50時間を下回るのもあり、
講義時間はだいぶ異なることがわかります。

一般的には、講義時間が多い講座はボリュームがあって解説も詳しく、講義時間が短い講座は合格に必要最小限の知識習得を目指す、といった違いがあります。

一見すると、講義時間が多いほうが良さそうですが、価格は高く、ボリュームが多すぎて本試験までに消化しきれない可能性もあり、必ずしも良いとは限りません。

予算が少なく本試験までの日数がないなら、講義時間の短い講座のほうが、合格に必要な知識を、効率的に、かつ、コスパよく、身につけることができるとも言えます。

このように個々人の事情によって最適な講座は異なります。

少なくとも、本年度の合格を目指すのに、忙しくて勉強時間が足りず、講義時間が自分にとって長すぎた、というのは避けるようにしましょう。

講義時間以外にも、受講料や学習環境、カリキュラムなど様々な要素がありますので、いろいろと比較検討することが大事です。

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キャリカレ

受講料 49,600円
⇒39,600円(ネットからの申込で1万円割引)
合格率・合格実績 非公表
テキスト 白黒
講義時間 約21時間
オンライン学習環境 有り
質問・フォロー制度 有り
合格保証・返金制度 「全額返金制度」有り
割引制度 有り
教育訓練給付金制度 利用不可

キャリカレ行政書士講座は120日間で合格を目指すという目標を掲げており、実際、講義時間も約21時間とかなり短くなってます。

広告などでも見かけますし、格安で、しかも、全額返金制度もあるということで、受講を検討している人も少なくないのではないでしょうか。

インプット講義はなるべく短くすませたいという人には良いかもしれません。

ただ、そうは言っても講義時間が短すぎますし、その他のカリキュラムもボリュームが少ないので、キャリカレだけで受かるかというと疑問が残ります。

なので、キャリカレが言う120日間で合格というのはかなり難しいと思っておいたほうがいいです。

受講するにしても、自分で知識を補強する、追加の問題集を買って解く、といった作業が必要でしょう。

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オンスク

講義時間 約25時間

オンスクは月額1,078円という通信講座の中でもずば抜けて安い価格で受講できるオンライン学習サービスです。

講義時間は約25時間ほどとなっており、かなり短くなってます。

正直なところ、実際にサービスを利用してみた感じでは、本サービスだけではカリキュラム的にボリュームが足りないと感じました。

アウトプットに関しても、基本的に問題演習機能を自学自習するだけで、講義はありません。

ただ、導入から入門向けの講義、基本論点の演習用としては悪くないと思います。

入門講義をサクッと聴けて、基本問題だけ演習できればよく、過去問演習などは市販の教材で独学すれば十分という人にはコスパ最強でおすすめです。

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スタディング

講義時間
基礎講座 約34時間
過去問解法講座 約22時間
記述式解法講座 約14時間
合格のための論点200 約13時間30分
合計 約83.5時間

スタディング行政書士講座の「基礎講座」は、講義時間が約34時間(111回)となっており、他社と比較してもかなり短いです。

その他の講義を合わせても合計で約83.5時間ほどで、100時間にも達していません。

1講義あたりの時間も約25分ほどで構成されていて、学習の区切りをつけやすく、スキマ時間での学習もしやすいようになってます。

ここまで短いと「本当に受かるのか?」と不安になるかと思いますが、毎年多数の合格者を出している実績もあります。

スタディングの強みはオンラインで学習を完結できるという点であり、スマホやタブレットなどでスキマ時間を使い、短期合格を目指している人には最適です。

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フォーサイト

講義時間
入門講座 約1時間30分
基礎講座 約46時間
過去問講座 約14時間
直前対策講座 約5時間
合計 約66.5時間

フォーサイトの行政書士「基礎講座」は、講義時間が約46時間となっており、オンスク、スタディングに次いで短いです。

その他、「入門講座」、「過去問講座」、「直前対策講座」などを合わせると、約66.5時間くらいであり、他社と比べてトップクラスに短くなってます。

講義時間が短すぎて不安という人も多いかと思いますが、フォーサイト行政書士講座の合格率は、38.0%(2021年度)とかなり高い数字です。

公式サイトでは、多くの合格体験記も掲載されていて、勉強期間が半年以下の合格者も多いので、教材・カリキュラムの質は信頼できます。

公式自体が合格に必要な知識に絞って短期合格を目指すという謳い文句なので、ボリュームはある程度そぎ落としているのは間違いなさそうです。

講義は名物構成である福澤繁樹講師が担当しており、そのわかりやすさに定評があります。

また、疑問点や不明点等があった場合には質問できるので、わからないままになるといった心配はいりません。

全体的なボリュームの少なさには留意する必要がありますが、短期合格をコスパよく目指すならフォーサイトは大変おすすめです。

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TAC

講義時間
基本講義 約137.5時間
実力完成講義 約12.5時間
科目別答練 約17.5時間
記述対策講義 約5時間
総合答練 約5時間
全国公開模試 約5時間
最終答練 約2.5時間
合計 約185時間

TAC行政書士講座「プレミアム本科生」における「基本講義」の講義時間は約137.5時間(全55回、1コマ150分)であり、大手予備校の中ではやや少ないですが、入門講座としては十分な時間だと思います。

「基本講義」以降は、「実力完成講義」・「科目別答練」・「記述対策講義」・「総合答練」へと進み、基礎から応用、直前対策と着実に実力アップできるようなカリキュラムとなってます。

特に答練のカリキュラムが充実しており、本試験レベルの問題を解くための訓練をしっかりできるのが良いと思いました。

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伊藤塾

講義時間
合格戦略編 約10時間
入門編 約36時間
基礎力完成編 約120時間
重要過去問攻略講義 約18時間
憲民行集中演習 約1時間
記述式解法演習 約4時間

伊藤塾「行政書士合格講座 スタンダードコース」では、インプット講義が「合格戦略編(約10時間)」・「入門編(約36時間)」・「基礎力完成編(約120時間)」の3つに分かれており、講義時間の合計は約166時間となってます。

段階を踏んでインプットするカリキュラムを組んでおり、完全初学者でも挫折しにくいです。

その後も、「入門演習」⇒「重要過去問攻略講義」⇒「憲民行集中演習」⇒「記述式解法演習」とアウトプットのカリキュラムが組まれており、着実にステップアップしていけます。

主要科目である「憲法」「民法」「行政法」に特化した演習もあるのは、得点力の底上げが期待できると思いました。

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クレアール

講義時間
基本講義 約170時間
基本確認択一模試 約4時間
記述マスター講義 約25時間
解きまくり総合答練 約8時間
公開模擬試験 約4時間
合計 約211時間

通信講座で老舗のクレアールが開講している「カレッジスタンダードコース」では、「基本講義」の講義時間が約170時間あります。

クレアールは格安の通信講座としても有名で、随時キャンペーンをしており、初学者向けコースでも5万円程度で受講できることが多いです。

5万円程度の格安講座で、講義時間が約100時間を超えるのは、自分が確認した限りだとクレアールしかありません。

インプット後も、「基本確認択一模試」・「記述マスター講義」・「解きまくり総合答練」など、アウトプット講義は充実。

ボリュームある講義と安さを同時に求めるなら、クレアール一択です。

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LEC

講義時間
法律入門講座 約14時間
合格講座 約165時間
科目別答練 約14時間
記述基礎力養成講座 約10時間
文章理解特訓講座 約5時間
全日本行政書士公開模試 約5時間
ファイナル模試 約2.5時間
合計 約215.5時間

LEC行政書士講座「パーフェクトコース」では、インプット講義である「法律入門講座(全7回、1回2時間)」と「合格講座(全64回、1回2時間35分)」の講義時間は合計で約179時間となっており、他の大手と比べてやや長めです。

その後は、「科目別答練(全7回)」・「記述基礎力養成講座(全4回)」・「文章理解特訓講座(全2回)」とアウトプット講義へ進みます。

全体的に、インプット講義、答練、記述・文章理解対策、模試とあってバランスが良いと思います。

理解重視で、骨太のインプット講義を受けつつ、アウトプットもしっかり行いたいという人におすすめです。

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アガルート

講義時間
入門総合講義 約164時間~188時間
短答過去問解析講座 約62時間
記述過去問解析講座 約11.5時間
『択一式対策完成への問題』 解析講座(民法) 約12時間
模擬試験 約5.5時間
逐条ローラーインプット講座 約70時間
文章理解対策講座 約4.5時間
合計 約329.5時間~341.5時間

アガルート「入門総合講義」では、講義時間が約164時間~188時間にも上り、数ある行政書士講座の中でもトップクラスの長さです。

インプット後は、「短答過去問解析講座」・「記述過去問解析講座」・「択一式対策完成への問題』 解析講座(民法)」・「逐条ローラーインプット講座」・「文章理解対策講座」などアウトプット講義も豊富で、全体だと講義時間は300時間超とかなりのボリューム。

講義を担当される豊村慶太講師は、大手予備校LECにて12年にも渡って講師を勤められ、6000人以上の受験生を指導してきた実績があり、そのわかりやすい講義は定評があります。

実際、講義を聴いてみると、事例や例えを使った説明が多く、専門的な論点もかみ砕いててわかりやすく、これなら講義時間が長くても飽きずに聴けて、理解も進むなと思いました。

大手予備校並みの講義力・カリキュラムをコスパよく求めるならアガルートは一押しです。

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講義時間を軸に行政書士講座を選ぶポイント

本試験までの日数を逆算する

講座を選ぶ際は、講義時間をチェックし、本試験までの日数を逆算した上で、しっかり消化できるかどうか検討することが大事です。

ご紹介したように、講義時間が多い講座だと300時間を超えるのもあります。

行政書士は講義を聴いただけでは受からず、それとは別に復習したり、過去問等問題集を何回も解いたりしていくのが必要です。

一般的に、行政書士合格には600時間から700時間は必要とされてます。

自学自習の時間もしっかり確保できるような講座を選びましょう。

学習環境も考慮に入れる

学習形態を通学にするのか、オンラインにするのかなど、学習環境も考慮しましょう。

例えば、大手予備校だと通学講座がありますが、仕事などで忙しいと授業になかなか出席できないということもよくあります。

結果として、カリキュラムをうまく消化できず、学習のリズムを作れないまま本試験を迎えてしまうという可能性もあるでしょう。

通学が難しいのではオンライン主体の通信講座を検討してみることもおすすめします。

スマホで受講したいという人は下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。

スマホ学習ができる行政書士講座8選を紹介!スキマ時間で効率学習!

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短期講座も検討する

各スクールでは入門講座とは別に短期(速習)講座も開講しているところがあります。

入門講座よりはカリキュラムを絞っているため、ボリューム的に不足している心配はありますが、短期間で合格ラインに近づくには短期講座のほうが効率的です。

基本的には入門講座をおすすめしますが、本試験まで時間がない、予算的に厳しい、という場合は短期講座も検討してみましょう。

※短期講座については下記の記事をご覧ください。

行政書士短期(速修)講座8選を紹介!【時間がない人向け】

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まとめ

今回は行政書士講座を講義時間を中心にまとめさせていただきました。

どんなに充実した講義や教材、カリキュラムでも、学習する時間を確保できなければ意味がありません。

最悪、高いお金を払ったのに消化しきれないまま本試験を迎えてしまいます。

本試験までの日数、日常生活の中で使える勉強時間、学習環境(通学 or オンライン)などを考慮した上で、自分に合った講座を選びましょう。

  • この記事を書いた人

エムツー

法律完全初学者から行政書士試験に一発合格後行政書士事務所を開業(宮城県行政書士会所属) | 行政書士の試験勉強・開業・業務等の情報を発信 | 仕事・執筆・相互リンク等に関する各種ご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒運営者情報

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