本記事では上記のような疑問を解消していきます。
本記事でわかること
・「うかる! 行政書士 総合テキスト」の特徴
・「うかる! 行政書士 総合テキスト」のメリットとデメリット
・「うかる! 行政書士 総合テキスト」に関する評判や口コミ
「うかる! 行政書士 総合テキスト」は数あるテキストの中でも人気で、本テキストを利用して合格したという人は多いです。
3年連続で売上No1を記録しており、信頼と実績があります。
ただ、テキストは相性もありますので、一番大事なのは自分に合ったものを選ぶことが大事です。
購入前にテキストの特徴をしっかり見極めていきたいところです。
そこで本記事では、「うかる! 行政書士 総合テキスト」の特徴やメリット・デメリット、利用者の評判などを詳しく紹介していきます。
「うかる! 行政書士 総合テキスト」とは?
出版元 | 伊藤塾 |
価格 | 3,300円 |
カラー | フルカラー |
六法の付属 | 別冊六法が付属 |
問題形式 | 「ファイナルチェック」問題あり |
ページ数 | 840ページ(別冊六法を除く) |
「うかる! 行政書士 総合テキスト」は、法律系の予備校である伊藤塾が出版しているフルカラーのテキストで、解説のわかりやすさに評判があります。
適度に図や表も交えて説明をしているため、初学者でも安心です。
確認問題があるのでアウトプットにも使えて、付属している別冊六法を利用すれば条文学習もでき、使い勝手が良いです。
いきなり本テキストは難しいと感じる人向けには入門書である「うかる! 行政書士 入門ゼミ」もあります。
次章にて本テキストのメリットを詳しく紹介していきます。
「うかる! 行政書士 総合テキスト」に関する口コミや評判
「うかる! 行政書士 総合テキスト」に関する口コミや評判をまとめてみました。
行政書士試験一発合格!
独学、法律初学者。
正社員の週5の仕事+月5回ほどの派遣の仕事。
使用テキストは、伊藤塾の総合問題集と総合テキスト。
合格革命の多肢選択&記述式問題集の3冊。
4月から勉強スタートして、恐らく総合計勉強時間は600時間くらい。— KOZE (@KOZU0917_1983) January 28, 2022
2021年度の行政書士試験に向けて学習教材を一通り揃えました。LECのウォーク問やTACの判例集は最新版が出たら買い替えます。
行政書士試験用の一冊ものテキストとしては「合格革命」あたりを好む受験生が多い印象ですが、私は断然、伊藤塾の『うかる!行政書士 総合テキスト』押しです。 pic.twitter.com/twsvL8xYSR
— うにべる@司法書士試験等受験生 (@CertificatedS) January 1, 2021
伊藤塾のうかる行政書士総合テキストを読んだ。
合格革命テキストと比べると、判例の年月日があまり書かれておらず、判例集が活用しにくい印象。
一方で、色が少なくて読みやすい印象があった。合格革命の色の多さに頭痛がしていたから、これはありがたい。新版発売時にどちらを優先するか……????
— メロン@2022行政書士合格目指す人 (@study_melon5) November 5, 2021
行政書士試験の問題集は、これ一択!
⭕️❌の理由をちゃんと考えようねあと、伊藤塾の市販のテキスト「うかる!」ってやつは、初心者には難しいからオススメしないです
メルカリでユーキャン買うか、「みんなが欲しかった」オススメ
(注)自論です。責任取りません。 pic.twitter.com/6OXm7CudNW
— 特定行政書士 刈茅豊 Yutaka Karukaya (@yutaka_karukaya) July 18, 2021
「うかる! 行政書士 総合テキスト」を使っている人の口コミは多かったです。
ただ、賛否はいろいろとあり、人によって合う合わないがあるように見受けられます。
解説が詳しいのをメリットとして紹介しましたが、難しく感じるケースもあるかもしれません。
⇒Amazon公式で「うかる! 行政書士 総合テキスト 2023年度版」をチェック
「うかる! 行政書士 総合テキスト」のメリット
本章では、「うかる! 行政書士 総合テキスト」のメリットについて説明していきます。
意義・要件・効果に分けて詳しい解説
「うかる! 行政書士 総合テキスト」の一番のメリットは解説部分で、個々の論点を意義・要件・効果に分けてわかりやすく解説されてます。
特に意義の部分では、条文がどのような制度趣旨の下で作られたのかがわかるようになっていて理解が進みます。
具体的な事例も交えながら解説しているので、イメージもわきやすいです。
制度趣旨に関する解説が薄いと、「なぜこの条文はこういう規定になっているのだろう?」という疑問が付いて回りますが、本テキストならそうした心配はありません。
制度趣旨を理解できれば、記憶に定着しやすいですし、本番で悩む問題に遭遇しても、制度趣旨を元に考えてれば正答にいたる可能性が高くなります。
上記の通り、要件・効果それぞれに分けて解説しているため、条文の構造がわかりやすいです。
記述問題を考える上でも、条文上どこがポイントなのか明確になって、学習が進むと思います。
図表・イラストでの説明も充実している
図やイラストも交えながら解説しているため、抽象的な法律用語でもイメージがわきやすく、理解が進みます。
図表によって、知識の整理がつきますし、直前期の総復習時にも知識のチェックが効率的に行えます。
法律初学者でも飽きずに進めることができて、着実に実力をつけることができるでしょう。
別冊で六法も付属している
記述問題などは特に条文の素読が有効で、何回も読んでおくことにより、条文をより理解し、必要なキーワードを正確に思い出せるようになります。
取り外しができますから、持ち運びに便利で、外出先での学習もしやすいでしょう。
ただ、上記の通り、重要キーワードが赤色になっているなどの仕様ではありません。
「みんなが欲しかった」シリーズや、「合格革命」シリーズなど他社のテキストでは重要項目が赤色になっているものもあります。
そのため、自分で勉強しやすいようにカスタマイズする必要があるかと思います。
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章末の問題でアウトプットできる
個々の分野には章末に「ファイナルチェック」という確認問題も収録してあり、簡単なアウトプットもできます。
問題の数は少なく、問題文自体も短いので、インプットした内容を手軽にチェック可能。
確認問題で問題慣れしておけば、テキストを読んだ後に過去問集への移行もしやすいでしょう。
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側注でもポイント解説
側注でも重要ポイントを補足的に解説されており、重要知識の肉付けを行えます。
重要過去問も掲載しているので、合わせて解いておけば得点力のアップも期待できます。
学習初期は側注までしっかり読む余裕はないかもしれませんが、学習の進度に応じて、側注の解説も押さえておけば、より実力アップできるでしょう。
「うかる! 行政書士 総合テキスト」のデメリット
本章では、「うかる! 行政書士 総合テキスト」のデメリットについて説明していきます。
分冊は不可
六法だけでは別冊となっており、取り外しできますが、それ以外の部分は分冊ができません。
本体部分は800ページ超なので、気軽に持ち運びできるものではないと思います。
この点に関しては、分冊できる「みんなが欲しかった」シリーズや、「合格のトリセツ」シリーズに劣る部分と言えます。
ただ、どうしても本テキストを利用したいが分冊がいいという場合は、自力で裁断して分冊するというのも手です。
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索引が用語しかない
巻末にある索引が用語索引しかありません。
他社のテキストでは、判例索引もあったりしますので、判例を調べるためにテキストをよく参照するという人にとってはやや不便です。
問題集を解いていて、判例をテキストで復習したいという場合は、問題集にテキストのページを書き込むといったことも必要となってくるでしょう。
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Kindle版は無し
Kindle版はないので、紙媒体でしか学習できないです。
現状、Kindle版に対応した行政書士テキストは多くありません(対応しているのは「合格のトリセツ」・「出る順」シリーズ)。
スマホやタブレットなどでテキストを読みたいという人も少なくないかと思います。例えば、通勤電車内でスマホやタブレットにて勉強したいといった場合です。
忙しい人にとっては学習時間の捻出が重要なので、Kindle版に対応した行政書士テキストも検討してみることをおすすめします。
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「うかる! 行政書士 総合テキスト」を他のテキストと比較
伊藤塾「うかる! 行政書士 総合テキスト」を他のテキストと比較してみると以下の通りです。
カラー | 問題 | 六法 | 分冊 | Kindle版 | |
合格革命 行政書士 基本テキスト | フルカラー | 有り | 有り | 不可 | 無し |
みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 | フルカラー | 有り | 有り | 可能 | 無し |
うかる! 行政書士 総合テキスト | フルカラー | 有り | 有り | 不可 | 無し |
出る順行政書士 合格基本書 | 2色刷り | 無し | 有り | 不可 | 有り |
行政書士 合格のトリセツ | フルカラー | 有り | 有り | 可能 | 有り |
スッキリわかる行政書士 | 2色刷り | 有り | 無し | 不可 | 無し |
他と比べて、価格や六法付属の有無、問題の収録などで大きな差はありません。
「合格革命 行政書士 基本テキスト」や「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 」と比べると、ページ数が少ないですが、別冊六法を含めないページ数なので、大きな差はないです。
ただ、「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 」のほうが図やイラストがやや多いかなという印象を受けますので、その差かなと考えてます。
私が見た限り、制度趣旨に関する説明は「合格革命 行政書士 基本テキスト」や「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 」よりも、基礎からわかりやすくなされています。
条文の制度趣旨からしっかり理解したいという人にはおすすめの1冊です。
※テキスト比較については下記の記事をご覧ください。
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まとめ
今回は「うかる! 行政書士 総合テキスト」のレビューをさせていただきました。
ポイントは以下の通りです。
本記事のポイント
・制度趣旨の解説が充実
・図やイラストも豊富
・別冊で六法も付属
・分冊しての使用は不可
・理解重視の人におすすめ
制度趣旨関連の解説に関しては数あるテキストの中でも一番詳しくて、わかりやすいです。
法律の成り立ちからしっかり理解した上で勉強していきたいという人には大変おすすめの1冊と言えます。
「うかる! 行政書士 総合テキスト」を使って確固たる基礎を固め、行政書士試験合格をぜひ勝ち取ってください。
※これから行政書士の勉強を始めるという人は下記の記事もご覧ください。
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