行政書士の本試験が近づいてくるにつれて市販模試を解こうと検討している人は多いのではないでしょうか。
行政書士は試験範囲が広く、記述や一般知識などはどんな問題が出るかによって得点が大きく変動しますので市販模試を予想問題的なものとして利用する価値があります。
行政書士の市販模試にはどんなものがあるのだろうという人のために、市販模試をまとめて紹介していきたいと思います。
※本記事は2022年1月時点での情報です。2022年度の市販模試はまだ販売されないのでご注意ください。
目次
行政書士試験向け市販模試一覧
LEC「出る順行政書士 当たる! 直前予想模試」
大手の予備校であるLECが出版している「出る順行政書士 当たる! 直前予想模試」は、本試験形式の問題60問×3回分+2018年度試験を掲載しています。計4回分ですから、量としては申し分ないですね。
掲載量の多さにもかかわらず、1,728円という安さですがコスパがよいです。
私が昔解いた時の印象としては、クセがなく、本試験の問題傾向に忠実な印象を受けました。難しすぎず、簡単すぎずで一番本試験の難易度に近いと思います。
『ウォーク問過去問題集』の類題ページを掲載していて、LECのテキストや問題集を使用している場合は、復習がしやすいです。
また、重要度と予想正答率が掲載されているので、基礎論点、応用論点の区別が容易であり、勉強の進度に合わせて学習のメリハリがつきます。
TAC「本試験をあてる TAC直前予想」
大手の予備校であるLECが出版している「本試験をあてる TAC直前予想」は、3回分の模試を掲載しており、1,728円という価格としては十分な量です。
問題ごとに重要度と難易度を記載されていて、しかも選択肢ごとに、必ず正解しなければいけないやさしい肢には「基本」、判断に迷う難しい肢には「難問」のアイコンを付けてられています。
基礎がおろそかな人は基本問題を集中的に勉強できますし、基礎ができてる人は難問に集中といったように、学習計画がたてやすいでしょう。
模試の内容自体も前年度におけるTACの直前答練から良問を抜粋したものであり、問題の質が担保されていますので、問題演習として最適ですね。
伊藤塾「うかる! 行政書士 直前模試」
大手の予備校である伊藤塾が出版している「うかる! 行政書士 直前模試」は模擬試験2回分を収録しており、分量としては他の市販模試に比べて少ないです。
しかし、記述式問題を提出して、添削の指導がなんど無料で受けれるというサービスがあります。独学の人はなかなか記述の勉強が難しいので、とてもいい機会だと思いますね。
その他特別の付録としては、伊藤塾の長年のノウハウをつめこんだ「合格への特別講義」が収録されていて、合格に必要な勉強法について学ぶことができます。
さらには、試験の出題傾向や各科目を学習する際の注意点などの解説や本書の問題に関連した知識を図表化したカードを収録してあり、試験直前期に威力を発揮してくれるでしょう。
価格は1,512円という2回分しか収録されてない割には若干高いのですが、その他のサービスや付録が充実しているので、買いの市販模試と言えます。
行政書士試験向け市販模試を解く上でのポイント
本章では、行政書士試験向け市販模試を解く上でのポイントについて説明していきます。
テキストは読み込んでおく
市販模試を解く前にテキストでしっかりインプットを行っておくのが大前提です。
行政書士の問題は理解していないと解けない問題が多く、ただ問題を解いていくだけではなかなか実力は付いていきません。
市販模試での演習を効果的にするためにも、テキストを通して重要論点に対する理解を深めておきましょう。
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過去問集はしっかり解いておく
行政書士試験はテキストでインプットしただけでは駄目で、過去問集を通して、重要論点や本試験での問われ方について把握しておく必要があります。
過去問を解いておかないと、市販模試を解いても、どれが落とせない問題なのかもわからないかもしれません。
行政書士試験は過去問集を完璧にすれば合格ライン付近の実力は身に付きます。
最短距離で合格ラインに達するためにも、市販模試よりもまずは過去問を完璧にするということを優先しましょう。
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市販模試だけでなく会場受験の模試も受けよう
市販模試も問題の質や予想問題としての意義はよいのですが、いかんせん自宅で受けるといまいち集中できなかったり、時間の使い方や緊張感のところで練習にならない部分があります。
そのため、時間やお金に余裕があれば、一度会場受験で模試を受けてみることをおすすめします。
模試の得点が伸び悩んでいる場合は通信講座の受講も検討する
十分勉強時間を確保し、模試を受け続けているが得点が伸び悩んでいるという人は通信講座の受講も検討することをおすすめします。
独学だと勉強法や学習内容によくない点があっても自分ではなかなか気づきにくいものです。
模試は数多く受けたからといって実力が伸びるものではなく、しっかり消化できないと時間の無駄となってしまいます。
各社直前対策講座を提供しているので、苦手な分野だけ受講するという選択肢も有効だと思います。
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まとめ
行政書士試験は本試験レベルの問題になれることが大事なので、模試は時間に余裕がある限りできるだけ解いておくようにしたいところです。
会場模試のほうが時間配分や緊張感などの面で本番に近く、いい経験となりますが、会場模試を受けれなかったり、演習が足りてなかったりする場合は市販模試も積極的にこなしていきましょう。
※本ブログでは行政書士試験に関する情報を幅広く紹介してますので他の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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